脳は赤ちゃんがおなかの中にいるときから作られ始めますが、生まれてすぐはまだまだ未熟な状態です。一番大きく脳が成長・発達するのは、生まれてから6歳頃までと考えられています。

脳は構造や機能の違いから「古い脳:脳幹」と「新しい脳:大脳」に大きく分けられます。その間に大脳辺縁系という大脳と脳幹を結ぶ脳が存在します。

おなかの中から生まれてすぐは魚の脳(延髄)、その後は爬虫類(橋・中脳)の脳でこれらを脳幹と呼びます。
脳は人間の進化の過程に沿って機能が分かれており、脳幹の発育度が大脳の発育を左右するといわれています。

スポーツ選手が体幹を鍛えパフォーマンスレベルを向上させているように、脳も大脳に至る脳(脳幹・中脳・大脳辺縁系)を育てることが大脳を大きく育てるカギになります。

木を思い浮かべてください。幹がしっかりしている木は枝葉も大きく緑いっぱい広がることが想像できると思います。木の幹が脳幹であり、枝葉が大脳と考えられます。

幼児期は特に「古い脳」をしっかり育てることが肝心です。
QUILLでは、脳幹(延髄・橋・中脳)を育てるプログラムに力を入れています。それは、運動をはじめ視覚や聴覚・触覚刺激など様々なプログラム構成を心掛けています。

Win Winger(1970).HOW TO INCREASE YOUR INTELLIGENCE(ウィン・ウィンガー 渡辺茂(訳)『頭には、この刺激がズバリ効く!』)より引用